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博士研究員募集

科研「パターン投影と深層学習を利用した頑健で高精度な3次元内視鏡システム」または「水中環境のアクティブ3次元計測および水中構造物の解析手法の確立」に参加する研究員を募集致します. 【研究概要】
勤務地は、 独立行政法人 産業技術総合研究所 か、九州大学 か、広島市立大学 のいずれかです。 雇用は、各機関の雇用規定に準じます。
着任時期は、2021年5月1日以降のできるだけ早い時期となります
勤務形態は、最長2025年3月までの任期付の予定です。

募集する分野

コンピュータビジョンや医療画像処理、3Dコンピュータグラフィック、3次元形状解析、VRシステム開発などに興味があり、それらに関する研究やシステム開発などの経験・意欲をもつ方.

プロジェクトの概要

人体の生命機能の解明には、その詳細な観察が必要です。これにはX線診断やMRIなど多くの手法がありますが、最近、人体の3次元情報が注目されています。例えば、筋肉や皮下脂肪の3次元形状、胃腸内壁の凹凸が分かれば、診断の際、重要な判断材料となります。
本研究では、人体内外の色、形、動きの3次元情報を計測する手法の開発として、〔1〕微小変化を観測可能な超ハイスピード計測、〔2〕体内形状獲得のための内視鏡一体システムの設計、〔3〕遠隔医療のための人物動作の3次元データ取得・伝送システムの開発を行います。
過去の3次元計測手法は、動く物体の計測が難しく、精度良く人体を計測することが出来ませんでした。近年、動物体を対象とした研究も盛んに行われていますが、解決には至っていません。本手法は動物体計測の先駆的研究として数多くの受賞や特許があり、高精度な人体計測を実現します。
超高速な人体形状計測は、運動や表情の解析など新しい生命機能の解明につながると期待され、内視鏡による形状計測は、高精度な腫瘍発見など医学の革新的発展に寄与します。さらに、人物動作の3次元計測は、遠隔手術など新医療システムの実現に貢献します。

また、日本は海に囲まれており、水中構造物のメンテナンスや補修、詳細な海底地形の把握など、水中における3次元計測の重要性が高まっています。そのため、水中ドローンを用いたSLAMによる海底地図作成や、ROVによる構造物の3次元計測が研究されています。屈折環境や、不透明な液体などを通してアクティブ3次元復元により高精度な形状の取得には多くの困難があります。このような困難な研究課題に挑戦しています。
研究メンバー

コア研究員:川崎洋(九大)、古川亮(広市大)、佐川立昌(産総研)

応募方法

応募を希望される方は、まずは下記(1),(2),(3),(5)をPDFかテキストにてメールに添付してお送り下さい。
応募書類本体は以下のいずれかの方法で送付下さい。
【Emailでの送付】
    apply18[at]cvg.ait.kyushu-u.ac.jp ([at] の部分を@マークに変えて下さい)
  書類はメール添付(サイズ1M以下の場合)かWebダウンロード(サイズ1M以上の場合)にて送付して下さい。
 メールSubjectは「あなたの名前:科研A研究員応募」 として下さい。

  (1) 履歴書
  (2) 業績リスト
  (3) 主要論文別刷(2編以内)
  (4) これまでの研究概要と研究の抱負(A4用紙1〜2枚程度)
  (5) 照会可能者1名の氏名と連絡先(E-mail、電話番号含む)

締め切り: 2021年4月25日まで
適任者が決まり次第締め切りますので、まずはメールにてお早めにご連絡下さい